SEO(検索エンジン最適化)

SEOとはSerch Engine Optimization = 検索エンジン最適化のこと。

Webサイトが検索結果で上位に表示されるよう、HTMLのチューニングを行うなどしてホームページを最適化すること。

サーチエンジンの種類

1. ディレクトリ型(Web検索・・・検索結果から必ずトップページへリンクする)

審査の後、人間がカテゴリ分けして掲載する。→SEOの対象にはならない。
(例)Yahoo!カテゴリ

2. ロボット型(ページ検索・・・トップページへリンクするとは限らない)

クローラーという検索ロボットが勝手にWebページを巡回して(リンクを辿って)、文字情報を収集する。


収集した情報をデータベース化

情報をランク付けして、上位のものから自動的に検索結果として表示する。

検索エンジンの仕組みを理解して、Webページ内のどういった要素が重要視されるのか、ということを知り、デザインやコーディングを見直せば上位表示が可能。


SEOの対象となる。

3. ハイブリッド型(1、2の機能を両方持ったタイプ)

METAタグ

<mata name="keywords" content="キーワード1,キーワード2,キーワード3,キーワード4・・・・・">

Webページがロボット型サーチエンジンに検索されるよう、キーワードを指定するためのタグ。これはSEOではほとんど重要視されない。


その理由は・・・


METAタグが通用するロボット型検索サイトはinfoseekGooぐらいである。


日本の主要検索サイトのほとんどは、Googleからデータを供給してもらっている。


したがって、SEOではGoogleでいかに上位にヒットさせるかが、最重要ポイントとなる。

SEOの基本テクニック

1. METAタグよりも重要視されるのがtitleタグである

<title>検索キーワードを含む言葉</title>

※会社名だけでなく、業務内容がわかる単語も入れるとよい。

・全角30文字前後で記述する。
・重要なキーワードはできるだけ最初に配置し、キーワードの出現回数は2回までに留める。
 また、セパレータ(ページタイトルとサイトタイトルの区切り)には半角の「|(パイプライン)」やハイフンを使い、前後には半角スペースを空ける。  

※セパレータの前後にスペースが無い場合、前後の文字をつなげて「1文字」として認識されてしまうことがある。

2. <h1>〜</h1>内のテキストは重要視される(<strong>〜</strong>も同様)

・<title>〜</title>内に記述したキーワードと同じものを入れると効果的。
・見出しは、その直下の文章ブロックの内容を解説したものにする。
・キーワードを詰め込んではいけない。自然な見出しを意識する。

3. <a>〜</a>内に含まれているキーワードが重要視される。

・<title>〜</title>内に記述したキーワードと同じものを入れると効果的。

(例)

× Web制作については<a href="リンク先">こちら</a>をご覧下さい。

○ <a href="リンク先">Web制作</a>についてはこちらをご覧下さい。


・「相対パス」と「絶対パス」のどちらを使ってもSEO的な効果の差はない。

4. <body>タグ直後にキーワードを含むページの要約文を置く。

テキスト量は200〜400字が目安になる。

※JavaScriptやCSSが<head>タグ内に書かれていると<body>タグ以降が押し下げられてしまうので、JavaScriptやCSSは外部ファイルにしておく。

5-1. HTML形式のサイトマップを作る。

クローラー(検索ロボット)はリンクを辿ってサイトを巡回するので、サイトマップがあると効率良く情報を収集させることができる。

※この場合、サイトマップはテキストリンクでなければ意味がない。

(例)

富士通

加賀電子

早稲田松竹

5-2. XML形式のサイトマップを作る。

XML形式のサイトマップとは、クローラーに対して送信されるサイトマップのこと。ページが更新された日の情報や、更新頻度、クロールの優先度など、HTML形式のサイトマップに比べ、より多くの情報をクローラーに伝えることができる。
・XMLのサイトマップは、sitemap.orgにてその仕様が決められており、Googleではそれに準じる形でサイトマップの作成を促している。
XML Sitemap Generator サイトマップ自動作成サービス
・上記サービスなどで作成した「sitemap.xml」を、サーバーのルートディレクトリ(一番上の階層)にアップロードする。
・そして、サーバーにアップロードした「sitemap.xml」の情報をGoogleウェブマスターツールで送信する。

6. 外部サイトからのリンクが多いほど、ランク付けの評価が上がる。

・訪問者が自分のブログなどで紹介したくなる仕掛けを導入する。
・ソーシャルメディアで口コミが起こる仕掛けを導入する。
・ファンやリピーターを増やし、紹介してもらう機会を増やす。
・ディレクトリ型検索エンジンに登録する。
・他のサイトと相互リンクを結ぶ。
(参考)

無料ウェブ解析 Google アナリティクス

無料アクセス解析ツール Web Analyst(ウェブアナリスト)

レンタルアクセス解析サービス AccessAnalyzer.com

7. 画像のみのページは検索の対象にならない。

検索ロボットが収集する情報はテキストだけであるから。また、FLASHムービー内のテキストも検索されない。

8.HTMLソースのエラーは無いに越したことはない

・W3CによるHTMLソース検証サービス→http://jigsaw.w3.org/css-validator/validator.html.ja

9. 1ドメイン2ページのルール

Googleには、一般的なキーワードで検索した際、1つのドメインに対して2ページまでしか検索結果に表示しないというルールがある。

10. Googleのガイドラインに違反している場合はインデックスされない。

ウェブマスター向けガイドライン」に書かれている不正行為を行ったサイトは、Googleからペナルティを受け、インデックスが削除される可能性がある。